75年前、3月9日の未明から10日の朝にかけて東京は大空襲を受け、一晩で約10万人の方達が亡くなりました。
私の母はこの大空襲で一番被害が大きかった言問橋生まれ。
大空襲が起きる前に疎開をした為、無事でしたがあのまま母が疎開をしていなかったら私もこの世に生まれてくることはなかったでしょう。
私は東京生まれの東京育ちで子供の頃から、この東京大空襲の話しと関東大震災の話しを繰り返し聞かされて育ちました。
そしていつの頃からか、東京大空襲と関東大震災の被害場所が一致している事に、疑問をもつようになりました。
偶然。。?
いいえ!!これは偶然ではありません。
私もこれが偶然ではなかった事を知ったのは大人になってからです。
関東大震災の時に火災が酷かったのは台東区、江東区、墨田区など木造家屋の住宅密集地でした。
米軍はこの関東大震災の時の被害場所を分析し東京大空襲の計画を練ったそうです。
何故関東大震災の火災を参考にしたのか?
それは東京を効率良く焼き払う為!
だそうです。
人間をここまで残酷にしてしまう戦争って本当に怖いですね。
最近ではこの大空襲や戦争について語られる事が少なくなったように感じます。
風化させないで欲しいなぁ。。